2016年9月3日土曜日

防衛予算が増額された-この国の政治家には知恵も知性もないのか

報道によると、防衛省の平成29年度予算の概算要求は5兆円を超えているそうだ。防衛省のウェブサイトに掲載されている「平成29年度概算要求の概要」では、防衛関係費が4兆9,735億円(前年比1,1282億円増、2.3%増)で、「基地対策用の推進」に関わる費用が4,636億円(前年比100億円増、2.2%増)となっている。それぞれの詳細については、ぜひ、上の「概要」に目を通して確認して欲しい。武器・兵器や基地対策費など、要求費目が写真や図解で説明されている。そこで、ここでは、それらについては触れないが、防衛予算の推移の図だけを紹介しておく。

この5年、急激な増加傾向にある。5兆円が防衛費として適切か否かは判断のしようがないが、これだけの予算を投じることができるのなら、国民の生活をもっと豊かにできるのではないか、というのが普通の感覚だろう。国を守る、ということは、国民生活を守り、豊かにする、ということだと思うが、国を守ることを武力を高めるとしか思いつかない政治家には、知恵も知性もないということだ。

知恵も知性もかなぐり捨てて、戦艦大和を建造し、戦争に莫大な国費を投入して国民に多大の犠牲を強いた過去の悲惨な経験が少しも活かされていない。知恵と知性をしぼって、それだけの技術と国費を国民が豊かになるように最大限に活用するようにしていたら、国民は、しなくてもよかった悲惨な経験を強いられずに、日本は、豊かで幸せな素晴らしい国になっていたに違いない。残念である。その轍を踏まないようにしなければならない。子々孫々のために。

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