2016年2月5日金曜日

羽生四冠が王将戦第3局に勝った

郷田王将に挑戦している羽生四冠(名人、王位、王座、棋聖)が王将戦第3局(2月4日・5日)に1勝って2勝1敗と勝ち越した。

羽生ファンの私には気分のよい1日になった。

中継に釘付けにされるほど白熱した戦いであった。読みと構想力が試される力戦調の勝負で、まさに鎬(しのぎ)を削(けず)りあう実に見応えのある一局であった。将棋ソフトの差し手と羽生四冠の差し手では全く異なっていたり、全く同じであったり、解説者の読みと同じであったり、異なっていたりと、中・終盤の攻防にハラハラ、ドキドキしながら楽しんだ。

守勢に回った郷田王将の59手目を6六銀と予想して中継のチャットに書き込んだら、郷田王将がその手を指した。難解な局面の62手目で、ひょっとして2五桂馬と予想して中継のチャットに書き込んだら、羽生四冠が、その手を指した。おおおお、とビックリした。どちらも予想されにくい手だっただけに、うれしくなった。終盤、ソフトの評価値は羽生四冠断然有利を示していたが、81手目に郷田王将が王手をかけた。これは100手まで行く、と中継のチャットに書き込んだら、まさに、その通りになった。というわけで、3勝した気分になった。

前王将の渡辺二冠(竜王、棋王)から王将位を奪取して久々にタイトルを手にした郷田王将も好きな棋士だから、連覇して欲しいという気持ちもあるが、郷田王将には誠に申し訳ないが、羽生四冠には、今期、王将位を奪取して五冠になって欲しいとも思い、複雑な心境ではある。そんなこんなで、次局の熱戦を楽しみにしている。

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