2016年11月2日水曜日

東京五輪をめぐる騒動-大金をもてあそぶ面々に嫌気がさす

東京五輪をめぐる騒動に湧いているが、チョットおかしくないか。

五輪は都市が主催することになっている。だから東京五輪と呼ばれている。ところが、いまや、主催都市は名ばかりで、一国を挙げての一大イベントになっている。その都市を国が後押ししたり協賛するのは一向にかまわないだろうが、主催都市そっちのけで、あれやこれやが進められているのは五輪の趣旨に反するのではないだろうか。

そもそも、一都市では負いきれないような企画で五輪招致運動をすること自体がおかしいと思わないのだろうか。今回の騒動の発端は、そのところにある。

100億円単位で減額が可能だとか、どうのこうのと騒いでいるが、誰の金を使うのかチットモ考えていない連中ばかりだ。どうせ誰の腹も痛まないからと、アスリート・ファーストだの、組織委員会だの何とか協会だの、IOCだのと、寄って集って大金をもてあそんでいるふうにしか見えない。

招致運動のバカ騒ぎも、もう止めた方が良い。毎年甲子園で開催される高校野球では、全国の精鋭が最高のプレーを見せてくれる。観客はそれに感動する。アスリート・ファーストの運営ができているからだろう。

高校野球と五輪を一緒にするな、という声が聞こえそうだが、五輪の開催地をギリシャのアテネに固定してしまえばいいことだ。毎回の開催費用や施設更新費用は参加国で分担すればいい。選手にとっては、何も問題はないし、競技施設の善し悪しや気候風土に左右されることなく実力を発揮できるだろう。まさに、アスリート・ファーストだ。記録更新も正確になる。

昔と違って、五論の開催が大きな経済的利益をもたらすなんてことは期待できない。ツケを残すだけだ。

IOCなんて胡散臭い組織は、もう解体・消滅させたらいい。東京都も日本国も、しなければならないことが山積みだろうに、そうしたことをそっちのけで、バカみたいな議論に明け暮れて、いかに大金を投じるかでせめぎ合っている。あきれる。許せない。組織的な公金横領じゃないか。

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