2017年5月1日月曜日

きょうはメーデーだ・・・130年前のスローガンをいまこそ実現させなければ

きょうはメーデー(May Day)だ。世界大百科事典第2版によれば、「5月1日、労働者階級の団結と力を示威する国際的統一行動日。毎年この日には世界各国の多くの都市で,いっせいに休業した労働者による大規模な集会やデモ行進が行われる。その起源は1880年代のアメリカにおける8時間労働制を要求する運動にある。1884年に〈労働騎士団〉をはじめとする労働組合が、5月1日を期して8時間労働制要求のゼネストを行うことを決め、第1回の行動として1986年5月1日に〈 8時間の労働、8時間の休息、8時間の教育 〉をスローガンとしてストライキ、デモ行進を行った」。

1880年代といえば、19世紀だから、メーデーの起源は前々世紀にまで遡ることになる。130年以上も前のことだが、〈 8時間の労働、8時間の休息、8時間の教育 〉というスローガンは、いまも、というよりは、いまこそ労働者の生命と生活を守る上で重要になっている。

労働の場、生活の場、教育の場で、人間性無視のデタラメと横暴がまかり通っている。無知蒙昧な輩が、これでもかこれでもかと反知性的論理を振りかざし、あざ笑うかのように良識ある人間の誠意を踏みにじって、先人が尊い命を賭して築き上げてきた今日の社会を崩壊させようとしている。

だが、そうしたデタラメと横暴を繰り返すことは、人々の怒りを溜め込み、その怒りが突出せざるを得ないまでに追い込むことになる。良識ある人間は、その怒りを暴発させることなく、じっと堪(こら)えて、正当な方法で諫(いさ)めようとしている。メーデーは、そうしたことを大勢の人間に気づかせる日にならなければならないだろう。

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