2013年7月15日月曜日

トンカツづくりに挑戦

北海道産の豚肉を買って、トンカツづくりに挑戦した。

まずは筋切りのために包丁を研いてからと、砥石を用意して、せっせと研ぐ。

妻の指導の下、筋切りをしてから塩こしょうで下味をつけ、小麦粉を両面によくなじませてから、卵を溶いたボールに6枚の豚肉を入れて、溶き卵をよくなじませてからパン粉を付けた。

せっかくなじませた小麦粉がとれちゃうのでは、と思ったが、「平気平気、大丈夫」と妻。こういう所の剛胆さは主婦家業のベテランならではと感心する。

あまり厚い肉ではないので叩くことはしなかった。その代わりに、と自分勝手に考えて筋切りを入念にした。

パン粉はまぶすのではなくて、肉をパン粉の上にのせて押しつけるようにしてしっかりと絡ませることを知った。こうすると、余分なパン粉は落ちて、ちょっと衣が少ないかな、という感じになる。

衣ばっかりのフライなどは、パン粉を何回もまぶしているから、身と衣の間がスカスカになってしまうんだろうな。パン粉の付け方にも技があることを知った。

下ごしらえがすんだので、汚れた皿や包丁、まな板などを洗って、小一時間ほど用を済ませることにした。その間、ラップをかけて寝かしておいた。

さて、揚げる段になって、いざ勝負と俄然やる気が出てきた。おいおい、大げさな。

妻がフライパンに油を注ぐ。ん、何と手早い。170~180度が適温という。割り箸を入れて、気泡が出てくる温度らしいが、そのことを妻にいうと、「そんな面倒な。こうして」と言って、火にかけたフライパンの中にパン粉をチョコッと入れて、「うん、まだまだ」と言う。

長年の経験がものを言うキッチンでの妻の言動には、素直に従おうという気持ちになる。

2つの大皿にキッチンペーパーを敷いておいて、3枚ずつ揚げる。きつね色になる頃を見計らって一度大皿に移す。そして、もう一度、揚げる。二度揚げだ。

チョット揚げすぎたか、きつね色が濃くなってしまったが、カラッと揚がった。邪魔にならない程度の衣はサクサクして、肉は柔らかく、おいしいトンカツであった。娘にも好評で、4枚が家族の胃袋に収まった。残った2枚は冷凍した。



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