2017年6月27日火曜日

藤井四段の29連勝に拍手喝采

私が書かなくても藤井四段の快挙は世に知られているところだが、褒めたたえずにはいられない。

日本将棋将棋連盟の公式中継やソフトで検討する中継などを見ながら、まさに手に汗を握る熱戦を堪能した。

素人目には先手の藤井四段が序盤から攻め続けていたようだが、ソフトの評価値は、中盤までは後手の増田四段の方が有利であることを示していた。しかし、藤井四段の粘り強いというか執拗にというか、あくまでも攻めの差し回しで評価値は一挙に藤井四段有利に傾いていき、最終盤の増田四段の攻めを大ゴマの飛車を使っての受けで投了に追い込んだ。91手での終了は、歴史的一戦にしては単手数というべきか。

増田四段は現在19歳で、16歳の時に四段に昇段してプロデビューし、西の天才藤井四段に対して東の天才と並び称される逸材である。

棋士は天才ぞろいであるが、その中でも10代でとびぬけて活躍してきた棋士は、その後もタイトルを獲得するなど偉大な棋士として名を残している。

凡人の私が言うのも何だが、頭脳を目いっぱい使って対戦する天才棋士二人とついつい比べてしまうのは、頭脳を働かせもせず、というか働かせる頭脳を持ち合わせていないのに政権を握ってトンデモナイ言動を繰り返している輩だ。

折しも、安倍首相は、お仲間の招待で講演した際に、獣医学部を作りたいというのなら何校でも認可するようなことを、「あまりにも批判が続くから、頭に来て言ったんだ」そうだ。

 
お笑いタレントが冗談で言うならアホクサと聞捨てることもできるが、いくら、お仲間向けの無駄話でも、これでは、“私の脳内は壊滅寸前です”と言っているようなものだ。そんな壊滅寸前の頭脳で改憲論議をされたのではたまったものではない。これでは、取り巻きの政治屋や官僚も「忖度」のふりをして好き放題にできるわけだ。
 
そういえば、棋士は、目隠しして対戦する「脳内将棋」ができるが、「脳無い政治」で国家財源を私物化したり無駄遣いしている輩と取り巻き連中を投了に追い込まねば、将棋無い(しょうがない)世になってしまう。

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