2014年5月23日金曜日

大飯原発差し止め訴訟の判決文に感動した

5月21日に、関西電力大飯原発の3号機と4号機の運転差し止め訴訟(福井地裁)の判決が出た(樋口英明裁判長)。その判決要旨を朝刊で読んで、感動した。そのことをこのブログに認めようとして、あらためてネットで情報を検索していたら、私のように判決要旨に感動した人も少なくないようだ

先日、妻と近くの喫茶店で週刊誌を読んでいたときに、たまたま裁判官を批判する記事が印象に残っていたこともあり、こうした判決文を書ける裁判官もいることを知って、とてもうれしくなった。大いにエールを送りたい。

私も何回か裁判を経験しているが、何よりも重要なことは、裁判官を納得させる証拠というか根拠というか、的確な判断材料を提供することである。

福井から原発を止める裁判の会によれば、この裁判では、2012年11月30日(金)の提訴から8回の口頭弁論が行われており、その過程で、原告側は膨大な準備書面を提出している。それらが十分に裁判官を納得させるものであったからこそ、主文に「大飯発電所3号機及び4号機の原子炉を運転してはならない」と述られている勝訴判決になったと言えるだろう。

その場合でも、判決を下す裁判官が、国民の幸せを本当に願い、そのために仕事をしている人でなければ、的確な判断材料に素直に従うことなく、それらを曲解したり無視したりして何かの意向に沿うような判決を平気で下すだろう。

関西電力は即日控訴をしたが、高裁の裁判官らも樋口英明裁判長のような人であってほしいと願う。

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