2014年5月8日木曜日

交通違反とSTAP細胞論文の不正行為

また、やってしまった。交通違反だ。今回は、一時停止の標識見落としだ。

下り坂の三叉路で左折しようとして前方にある2つのカーブミラーで左右とも車が来ないことを確認してゆっくりと左折した途端、何と若いお巡りさんが併走して窓をのぞき込むようにして手招きしているではないか。ええぇぇ?? 止まれということだ。

助手席側の窓を開けていたが、そこに首を突っ込むくらいにして、「もっと、寄せて下さい」と言うので路肩に寄せて止めた。今度は運転席側に来て、「ここ、一時停止ですが」と一言。

あっちゃー。「えっ、止まってませんでした?」と一応はとぼけたものの、これまでの経験からいって、そういうのは一切通じないのが交通取り締まり。ふだんなら、「敬老精神で」とか「老人割引で」と言って老人手帳を出すところだが、この日は近くに用があって急いでいたものだから、そんな軽口も出ずに、若い巡査が違反切符を切るのをイライラしながら待っていた。

「お仕事は?」と聞かれたので、「無職!」と言ってから、“あー、初めて無職と口にしたな”と気がついた。そう、私は無職の年金生活者である。そんな私が、うっかりで罰金7千円を支払うことになった。今日はたまたまアルバイトの日であったが、結果的にはただ働きの日になってしまった。くっそー、なんて汚い言葉がつい口に出そうになったが、後の後悔先に立たずで、違反切符と支払い用紙を受け取り、萎れて車に乗り込んだが、その巡査、ご丁寧に、「これはコンビニでは支払いできませんからね。しっかりと郵便局の窓口で確認してもらってから払って下さい」と付け加えた。ネットでは当然のことながら振り込みできない。私は交通違反をしました、と恥をさらせ、ということになるわけだ。

スピード違反や酒酔い運転は測定用具があって、その結果が証拠になるが、その他の違反は警察官の目撃が物証と同じ証拠になる。こういうときに、それなら証拠を見せろ、と言っても通用しない。警察官の目撃証言は特別で、それ自体が証拠なのだ。そんなことを知っていても仕方がないが、事故を起こしていない限りにおいて、一度はイエローカードで注意処分として、二回目には罰金とでもしてくれると老人には助かるのだが、そうもいかないか。これで、また、免許証はブルーのままだ。

STAP論文は、コピペや改竄、捏造などの不正行為で科学コミュニティだけではなく世間をも騒がしているが、交通違反は軽微なものであっても一発で処分だ。しかも罰金付きだ。論文の不正行為と交通違反を比較するなんて奇妙だが、サラリーマンの年収を遙かに上回るような大金を使って研究と称する遊びをして、ウソ百万陀羅の論文を書いても一銭の罰金も課さないのに、チョットしたうっかりで、年金から罰金を支払うことになった今日の私は、世の矛盾をヒシヒシと実感したことであった。

もう、「違反は、しませ~ん!」


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