2017年9月26日火曜日

有権者はバカではない。なめたらいかんぜよ-「国難突破解散」に失笑

安倍首相が報道ステーションに出演していたのには驚いた。国会を開催せずにテレビに出演して、相も変わらず筋の通らないことを脳細胞を経由することなく吐き続ける。

加計孝太郎氏との関係についても、学生時代から親友として長く付き合い続けることができるのも、互いに利権がらみではなかったからのようなことを言っていた。前々からそのようなことを言い続けているが、誰の入れ知恵だろうか。あまりにも見え透いた嘘を、息を吐くように言い続ける度胸には恐れ入谷の鬼子母神である。

司会者が、軍事衝突の危険に関して、日本は軍事行動を起こすのか否かを尋ねても、それには答えずに、テーブルにはあらゆる対応策が載っているとか、どの国も平和解決を望んでいるとか、話をはぐらかしていた。

森友・加計問題についても、国会で問われれば引き続き答えるようなことも言っていた。その場限りの言い逃れ上手は、誰に指導を受けたのか。

テレビ出演の前に行われた記者会見では、「国難突破解散」だと言ったとのこと。誰の入れ知恵か知らないが、国難を生じさせてきた本人が言うのだから、洒落にもならないというかブラック・ジョークだ。記者会見場で思わず大勢が失笑(笑ってはならないような場面で、おかしさに堪えきれず、ふきだして笑うこと:広辞苑)したとは伝えられていない。

これほど有権者をバカにしきった国政運営を続けた政権はないだろう。安倍首相と麻生大臣、菅官房長官の国民愚弄三羽烏や手下の閣僚たち、時代錯誤そのままに国会と有権者を無視して幽霊語で放言する二階堂幹事長や竹下総務会長などの自民党幹部や雲隠れ模様の嘘つき下手の下村元文科大臣など、政治家として首をかしげざるを得ない面々が国難を惹起してきた。

そうした面々が、国民に多大の迷惑と損害を与えたことに対して申し訳ないと辞職するのなら話はわかるが、政治家としての責任感も倫理観もなく、何事も他人事のように、いけしゃあしゃあとしていることに、「なめたらいかんぜよ」と鬼龍院花子の名台詞(めいぜりふ)を贈ろうではないか。

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