2014年4月14日月曜日

消費税を支払う

きのう、妻と行きつけのスーパーに買い物に行った。5%引きの特売日なので、食料品や雑貨などのまとめ買いをした。年金生活者には少しでも割安なのは助かるが、チョット買いすぎたようだ。合計で16,661円になっていた。

レシートには、割引対象額が16,355円、その5%分の818円が値引きされた支払合計15,843円、内消費税等8% 1,173円と記されていた。まあ、大雑把に言って、16,000円の買い物で1,200円の消費税というところか。

消費税と言うからには、消費した側が支払うのだから、本来ならば、これだけ買いましたので、これだけ消費税として支払いますと言って、消費者がその額を税務署に行って納税するのが筋だけど、そんなことをしていたら税務署が混乱するし、税務署まで行かない人や行けない人もいる(中にはごまかす人もいる)ので、販売した側が消費税の徴収を代行しているわけだ。

だけど、販売者は代行料を取っているわけではないので、言ってみればボランティアということになる。なのに、消費税が上がって売り上げが落ち込むと困るので、値引きをするなどして販売努力をする。販売者の立場になって考えると、消費税の仕組みって、けっこう、不思議なものだ。

まあ、一年金生活者でも、今回のようなまとめ買いをすると、一度の買い物で1,000円以上の消費税を支払うのだから、国庫に入るお金は相当のものになる。

毎回1,000円でオイル交換をしてくれる近くの自動車販売店に行った際に聞いた話では、消費税値上げの駆け込み需要が結構あったということだ。そういえば、いつもなら所狭しと並んでいる車が大分少なくなっていた。高額商品であれば、消費税が5%と8%とでは支払合計は大分違ってくるから、さもありなんと思ったが、これで、この販売店からどれくらいの額が消費税として国庫に入ってくのだろうと気になった。

消費税が上がったからと行って、何もかも買い控えをするわけにはいかないから、消費者は否応なしに高い消費税を支払うことになる。それを、消費税が上がっても消費の落ち込みは小さいから、消費税の値上げは国民に受け入れられたとか、成功したというようなバカげた論評はすべきではないし、逆に、消費税が上がると消費が落ち込むなどと浅知恵を披瀝するするのは困ったものだ。膨大な消費税収入を本当に生かしてほしいと願わずにはいられない。そして、増税した消費税の使い方にこそ冷徹な目を向けていかなければならないだろう。

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