2014年4月1日火曜日

消費税が上がった

 消費税が8%になった。我が家では消費税値上げの前の駆け込み購入をしなかった。増税されても影響がないからというわけではない。駆け込み購入しなければ大損するほどの物を購入する必要がなかったからだ。

 少しでも節約しようと思えば駆け込み購入することは賢い選択かもしれないが、家の中に山ほど蓄えておくだけのスペースもないし、買いだめするだけの余裕もない。

 安倍首相は、増税分を全部社会保障に使うというようなことを言っていたが、そんなことを信じる人は誰もいないだろう。震災復興のために増税したのに、その増税分が全部震災復興に使われずに膨大なお金が流用されたではないか。

 しめしめ、これで財布も膨らんだ、と全く別のとんでもないことにたくさん使われるのが目に見えている。高齢者の医療費を値上げし、年金を減額し・・・ということを同時に行うことが、何で社会保障の充実なのか。

 デフレ脱却で経済の活性化とか成長と息巻いているが、その恩恵にあずかるのは誰なんだろう。増税で8兆円の収入増になるらしいが、それくらいの金額は、増税しなくても生み出されるんじゃないだろうか。国家財政の管理運営の中身がさっぱりわからないままに増税されて国民は右往左往させられている気がする。

 増税が真に国民生活のためになるのであれば、誰も駆け込み購入をしたり、それを煽ったりすることはなく、喜んで税金を払うだろう。自分が払った税金が有効に使われていれば、自分も国家に貢献していると実感できるだろう。そうであれば、消費税が10%であろうと20%であろうと、けちで欲張りな人間であっても仕方がないと納得するであろうし、けちでも欲張りでもない人間は、この国は自分たちが払う高い税金で、こんなによい国になっていると自慢できるだろう。税金を払うと言うことはそういうことなのではないか。政府を、国を信じていないから増税に反対するということを、よーく理解してほしいものである。

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