2014年10月18日土曜日

渋をぬいた柿が食べ頃になった

12日に35度の焼酎で渋抜きを始めた柿を、渋が抜けたかな、とポリ袋から取り出して試しに食べてみた。とっても甘くなっていた。熟柿(じゅくし)のようになっていたのや、堅さが保たれていたものなど色々だが、実に美味であった。


左側がフラッシュ撮影、右側が蛍光灯下での撮影。右側の方が自然の色に近い。

これまで何回も渋抜きを試みてきたが、今年の出来が最高だ。妻曰く。「私が本気を出さないと何事もうまくいかない」。とってもご機嫌である。確かに(exactly!)。これまでは私が自己流で適当にやっていたのが失敗のもとであった、ということである。悔しいが脱帽である。少々くずれた柿はプリンにするということだ。それも楽しみだ。これで、これからは、毎年、妻公認のというか妻主導のと言うか、渋柿の収穫と渋抜きを大ぴらに楽しめることになる。

「柿の木に、早速、御礼肥をしなくては」とのことである。こんなこともいままでは言ったことがなく、実のなる木にはあまり関心を寄せていなかった妻であるが、自分のしたことが良い成果をもたらすと、人間、俄然(がぜん)とやる気が出るものだ、ということの一つの例証になるかもしれない。

ちなみに、御礼肥(おれいごえ)というのは、「果実の収穫や開花の後に施す肥料」と広辞苑では説明している。園芸用語辞典では、「開花後や果実の収穫後に施す肥料。消耗した植物に栄養分を補給して回復をはかり、株を充実させて次年度の成長に備える。即効性の肥料を使う。ほうび肥ともいう」とある。褒美肥というのも言い表現だな、と思う。御礼肥にしろ褒美肥にしろ、こういうところは、なかなか日本的情緒を感じさせると思う。 外国語でも、こんな表現てあるんだろうか。

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