快晴の夜空に、いまや光が消え失せようとしている赤茶色のまんまる月が浮かんでいた。あわててコンパクトデジカメを取りに戻って、門柱を台にして、しっかり手で押さえてみたものの、その状態で数秒の露光には無理があって、ぶれてしまった。何枚か撮った中で、比較的ましなものを乗せてみたが、どうだろう。
下のは、かなり古いものだが、2000年の皆既月食の時に撮ったうちの1枚。記憶が定かではないが、当時としてはハイスペックのスチールカメラに望遠レンズを装着し、三脚に固定して撮ったような気がする。スキャナーを使ってデジタル化して保存していたのだと思う。今回の月食の写真と比べると、カメラが著しく進歩したことがわかる。
ついでと言っては何だけど、狭い庭に植わっている柿を収穫(と言うと大げさだが)したので、その写真も載せておく。今年は台風で成長途中の実がだいぶ落ちてしまったので数が少ないが、快晴の日におもしろがって手でもぎ取ったり、高枝鋏を使って収穫した。この柿は、食べた甘柿の種を試しに植えてみたところ、2本が成長したものだ。まだ、十分な成木にはなっていないが、それなりに実をつけるので、毎年、収穫を楽しみにしている。ただ、残念なことに、接ぎ木をしなかったので、甘柿の種から生長したのに渋柿だ。初めて実がなったときに、喜んで齧(かぶ)りついてギャッとなったのも楽しい思い出だ。
干し柿づくりにも何回か挑戦したが失敗続きで、焼酎で渋を抜く方法も何回も試しているが、なかなかうまい具合にいかない。ずっと昔に、温泉につけて渋を抜いていたのを見たことがあるが、いまでもそうしたことをしているのだろうか。
こんな形の柿もありました。
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